サイコパス診断
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サイコパス診断
サイコパスとは
サイコパスとはルールや他者を軽んじて、欺瞞に満ちた言動や暴力を伴いやすい傾向がある人のことです。
また、一般的には猟奇的で危険な人を指して使われる事もあります。
サイコパスは心理的な部分も含め、「殺伐で冷たい思考を行い、情愛が希薄で他人に対して非情になる傾向」が特徴です。
他には表面的に表れる特徴として
- 口が達者
- 表面上は優しく振舞う
- 騙すための嘘をつく
- 物や命に冷酷
- 共感性が無い
等もあります。
サイコパスの人間関係は、表面上は問題ないように見えても身近な人間には問題となることがあります。
特に家族内にサイコパスがいる場合は機能不全家族になることがあります。
また、親がサイコパスだった場合、かなりの確率で毒親になり、子供に悪い影響を与えます。
これらを改善するためにはサイコパスである本人がサイコパスだということに気付き、認知を変える必要がありますが、本人が気づかないことも多くあります。
ここではサイコパス(反社会性)をチェックし、本人が自分と向き合うきっかけを作るためのサイコパス診断チェックを行います。
サイコパスの特徴
サイコパスは心に欠落した部分があり、一般的には通用しない言動を取るような特徴もあります。
特に特徴的な部分が下記になります。
外面は良く見せる
サイコパスの方は表面上は他人に優しかったり気を使っているそぶりを見せます。
これは相手をコントロールしたり支配するために行っていることが多く、善意ではない場合があります。
結果的に自分のためという動機で外面をよく見せようとします。
また、外面をよく見せるのは自分の本質が周りにばれないようにするためでもあります。
目つきに特徴がある
サイコパスは外見的な特徴として目つきに特徴があります。
サイコパスの方は人生に悲観的で日ごろはさほど活力がありません。無気力でうつろな目をしており、殺伐とした雰囲気を出しています。
ただ、ターゲットや目的を見つけたときに瞳孔が開き活力ある目つきになります。
これは魅力的な顔つきにもつながります。瞳孔が開き、目が輝いていると相手に好印象を与えます。
サイコパスが魅力的であるというのは目つきにも関係あると考えられます。
自己中心的
サイコパスの方は思考的に自己中心的な発想をします。
我が道を行くような発想ではなく、自分にとって何が得かを考えます。
表面的には自己中心的に見えない場合が多く、周りの人間が気が付きにくいのが特徴です。
共感性がない
相手のことに共感や同感をしにくい傾向があります。
これは自分の感情や感覚が正しいもので、共感をする必要がないと考えているためです。
但し、こちらも表面的には否定をするようなことはしません。
あくまで結果的に自分の思い通りになるような振る舞いをします。
善悪の捉え方が歪んでいる
一般的には善悪というものの境界線は難しいところもあります。
ですがサイコパスの方は境界線どころか善悪自体に対する解釈や発想が人とは違うところにあります。
例えば、悪いことをすれば罪悪感が出るようなケースでも、悪いと知っていても罪悪感がないということがサイコパスにはあります。
これは善悪の境界線が一般的でも、それが本当に良いことなのか悪いことなのかの感覚がずれているというケースです。
自分の非を認めない
サイコパスは自分の感覚がずれていることを知っているケースがほとんどです。
ですが、自分が正しいという気持ちが強いので、何か失敗をしたときも自分を正当化しようとします。
これは単純に自己防衛ですが、それが極度になると嘘をついたり、他者を陥れるような行為になってしまいます。
このため、サイコパスは自分の非を認めず、他者のせいにしたりする傾向があります。
感情のコントロールが極端
サイコパスの方は感情を出さなすぎたり、出しすぎたりするという傾向があります。
普通なら笑って過ごせるような場面でも逆上したり、本来悲しい場面であっても涙を流さないなどの言動がこれに当たります。
また、感情が乏しいケースの場合、あえて表面的にはオーバーな感情表現をするようなケースもあります。
どちらも感情の在処がずれている状態です。
依存させようとする
サイコパスは相手を自分のいいようにコントロールしようとします。
これは自分のためですが、本人は本気で相手のためと思っているケースもあります。
結果的には相手をコントロールして自分に依存させるような状態を作ろうとします。
また、自分がコントロールできない人には極度の敵対心を持つこともあります。
サイコパスには以上のような特徴があります。
サイコパスは一見しただけでは分かりにくく、思考や感受性に偏りがある傾向にあります。
また、経営者やリーダーにはサイコパスが多いと言われています。
相手をコントロールしたり支配したりする能力や、相手を魅了する能力が高いので先導者に向いている性格とも言えます。
また、サイコパスは脳の障害の場合も考えられていて、事故等で脳を損傷した場合に性格が反社会的になる事もあります。
他にも、何かのきっかけで反社会性が表に出てくることがありますので、本人も周りの人間も注意が必要です。
尚、サイコパスは一般の社会でも存在して、犯罪に繋がっていないだけで生活を送れている事がほとんどです。
犯罪心理学者ロバート・ヘア氏は世界的には1%の人がサイコパスに当てはまると提言しています。
実際に身の回りにいる可能性は高いということです。
サイコパスの改善方法
サイコパスの原因は現在明確に分かってはいません。
したがって、確実な改善方法は確立されていません。
専ら心理的なケアで対応することが多いようです。
特に心理療法の認知行動療法で思考の変化を促すことも有効とされています。
サイコパスで問題になるのは、犯罪につながる場合です。
犯罪に発展しないように精神的安定を守ることと、考え方の改善を行っていくことが大切です。
そのためにも、まず自分がサイコパスかどうかを見極めることが大切ですので、当診断をご利用頂きたいと思います。
サイコパスの対応方法
サイコパスの改善は難しいことから、サイコパスに対しては深く関わらないというのがよろしいかと思います。
社会的になじんでいる(サイコパス的特性が社会と適合している)場合はどうしても関わらなければいけないケースもありますが、適応しているサイコパスに関してはさほど問題にならないでしょう。
問題になるようなケースでは、物理的距離を取ることも大切ですが、精神的にも飲み込まれないようにすることが大切です。
サイコパスは先導したり洗脳したりすることがあります。知らないうちにコントロールされていることもあるので注意が必要です。
また、深い関係性の場合に極端な行動をとることがあります。
特に恋人同士で別れるようなシチュエーションで過剰な反応を見せたり、激高することがあるので、そのような状況にならないようにしなければなりません。