毒親とは

昨今では、親の育児に対する問題が多く発生していて、事件や事故に発展するケースもあり、社会問題となっています。
具体的には、虐待やネグレクトをする親がありますが、過保護や過干渉、子供をコントロールするような親も毒親になっていることがあります。
毒親の一番の問題は、子供が成長した後でも精神的に悪い影響を与えたり、偏った考え方から社会に適応できないなどの継続的な悪影響です。
子供の頃の経験というのは、その人の人格形成に影響します。
トラウマや精神的負荷を負うとバランスを取りずらい状態になってしまう事もあります。
ここでは毒親と向かい合うためにも、自分の親(養育者)が毒であったかを診断チェックします。
また、毒親には種類があり、そのタイプも診断チェックします。
毒親診断
毒親の特徴
虐待
無抵抗な子供相手に手を上げるような行為は虐待とみなされます。
殴る、蹴る、引きずる、髪を引っ張る等一般的に暴力と捉えられるものはもちろん、武器を使って脅す、暴力をふるう真似をするなども子供にとっては虐待になっている可能性があります。
また、虐待は身体的虐待に限らず精神的虐待も問題もなります。
例えば、「あんたなんか産まなきゃよかった」等の言葉を子供に向かって親が言うケースも精神的虐待と言えるでしょう。
子供は自信を失い、自尊心が育たずに自分を持てない大人になってしまいます。
また、安全であるはずの家庭が不安が多い状態だと常に不安が強くなる性格になる傾向もあります。
ネグレクト(育児放棄)
親が適切な子育てをしないことをネグレクトと言います。いわゆる育児放棄です。
これは故意によるものか、そうでないかに関わらず子供に悪い影響を与えます。
食事を与えない、身の周りの世話をしないなどはもちろんですが、仕事で家を空けるなども子供にとってはネグレクトになる可能性があります。
鍵っ子になった子供は親を気遣い、自立した思考をすることもありますが、常に寂しい感覚を持ってしまったり過剰に大人のふりをするなど、子供らしくない特徴を持つことがあります。
これはこれで問題と言えるでしょう。
また、故意に行われるネグレクトは生命にかかわる危険性もあります。
身体の発達にも影響しますので周りが注意する必要があります。
過干渉
過干渉とは子供に対して過剰に関わろうとする、また子供をコントロールしようとすることです。
関わりすぎるというのは子供にとって否定になることもあります。
「ああしなさい、こうしなさい」ということを親は言いがちですが、子供の行動を否定していると受け取られることもあります。
もちろん、子供が悪いことをした時に注意するということは必要なことですが、子供の発想や行動を理解することも必要ということです。
また、大人の価値観を子供に押し付けることもは子供の自由な発想を押し殺すことになります。
子供の立場を理解せず、大人の発想で子供を押し込めることは過干渉ということです。
過保護
過保護とは過剰に子供をかわいがる、過剰に親が守ろうとすることです。
親の気持ちとしては子供を大事にしているという正義ではありますが、やりすぎは子供にとってよくありません。
また過保護の場合、親が正しいと思って行動している上に、周囲からは注意できないケースが多いという問題も出てきます。
過保護の環境で育つと、子供は自分で判断できなかったり、自立ができない大人になってしまう傾向が強いです。
これも毒親の影響となります。